それぞれに良い仕事をしていますよね、特に宏明作の骨抜きが良いようには見えません。
では、刃の内側から見た写真を見比べてみるとどうでしょうか。
おわかりになりますか?一番上の宏明作の骨抜きの刃先には隙間がなく、向こう側の光が漏れていません。
手仕上げによって先端の隙間を出来る限りなくし、骨を挟んだ時に、無駄な力をいれる事なく、しっかりと抜くことが出来ます。このような仕上げは、一本一本時間をかけて丁寧に行う職人技でしか成し得ません。
良い骨抜きにはまだ条件があります。
上の写真のように横から見ても先端がぴったりと合う事。そして骨を挟む際にバネがあることです。 軽い力で握っても柔らかなバネの感じがあること。これには芯抜きという作業が必要です。ステンレス板を表裏ひっくり返しながら丁寧に何百回も叩く。熟練した力加減が必要で、伝統を受け継ぐ職人技です。
下の2枚の写真をご覧下さい。宏明作骨抜きと芯抜きのされていない骨抜きの違いは写真でもよくわかります。
芯抜きのされていない骨抜きは握りが重く、疲れます。その上、先端に隙間があっては疲労も倍増です。宏明作はしなやかに曲がり、軽い力でしっかりと骨を挟み、骨を切る事もなく、気持ちよく骨抜き作業が進みます。
匠の逸品宏明作の骨抜きは、丁寧に手入れをしてお使い頂けば一生ものどころか、何代にも渡ってお使いになれる物です。本職様はもちろん、ご家庭の主婦の皆様にも、当店は自信を持っておすすめします。
【仕様】 寸法:全長120mm/幅19mm(一番広い部分) 材質:ステンレス